育休の取得

イクメンなんて言葉が生まれ(この言葉の是非には触れませんが)男性の育児参加も段々と社会問題になりつつも、なかなか男性の育休取得率が向上しない世の情勢。

そんな中で私は約半年間の育休を取得することに決めました。多分これは男性としては長い方の部類なのかな?

 

そもそもなんで育休を取るのか。

育休に入る前に自分なりに思っていることをツラツラと書いてみようかなと。

 

○そもそもずっと昔から育休を取りたいと思っていた。

ここで言う昔からっていうのは、結婚してからではなく、就職してからの話。具体的には高卒で就職してるから18歳の頃から。どんだけ気が早いんだよ。

せめて最初のうちは子育てに専念したいなぁ~ってずっと思っていたので、課長と係長には妊娠の報告と同時に育休の希望も伝えました。

 

○仕事と子育ての両立ができるか不安。

○仕事を言い訳にしたくない。

育児という得体の知れないものへの不安はどうしても拭いきれない。

例えば赤ちゃんが夜泣きして寝れなかった次の日、フラフラ睡眠不足の状態で仕事に行けるかという不安が湧く。

そうすると、(仕事に支障をきたしてはいけない)という気持ちを言い訳にして、ついつい夜のお世話を妻に投げてしまうのではないだろうかと思ったのだ。

他の育児に関しても(俺は昼に仕事がある)(賃金を貰っている以上最低限の仕事はできる状態でないと失礼)と、ついつい仕事を逃げ道にしてしまうのではないだろうか。

それならばいっそのこと、仕事を休んでしまい、育児へ全力投球した方が良いだろう。そんな思い。

 

○妻の立場で考えてみたら取ってほしいだろうなと思った。

考えてみれば昼に赤ちゃんとずっと2人きり。目をろくに離せない状態で四六時中気を張って日常生活を送るなんて神経が擦り減りすぎて考えたくない。僕なら絶対無理。

しかし、これが日中2人いればどうでしょう!片方が見ていればもう片方は自由行動が可能!なんていう幸せ!

つまり精神的な余裕が生まれ、育児にも良い影響が出てくる、はず。

実際育休取ることも反対されてないから、この考えは正しかったと信じてる。

 

○父としての自覚を養う期間

正直なところ、まだ私は父としての自覚がありません。

コロナで出産に立ち会えず、産まれたら直ぐに里帰りしてしまいまだ1日も一緒に過ごしてないという状況。送られてくる写真を見ても、どうもよそよそしい気持ちがわくというが、自分の子なのに親戚の子を見ている気持ちになるというか…。

出産という出来事にまだ満足に触れることが出来ておらず、実感が湧いてないんですよね。

なのでこの期間を利用して、父としての自覚を養いつつ成長して行ければと思っています。

 

○家族の思い出づくり

僕は夫婦のメリットの1つとして『下らない話を気兼ねなくできる』ってあると思ってるんですよ。赤ちゃんの世話という日常の中の些細な出来事。これも2人でいると些細な出来事が大切な思い出に昇華するのではないか?と思っています。

「あの時は大変だったね~」なんて親子や夫婦で語れる日が来るといいな。

 

他にも色々とあるけど、まとめようとすると上手く文章化できない。

 

ただ1つ間違いなく言えるのは『育休を取る』と『育休を取らない』を天秤に掛けた時、間違いなく育休を取らない方が後悔するだろうなと思ったこと。仕事はまだまだウン10年も続くけど、子供の今日この一瞬は今しかない。特に赤ちゃんの時なんてもう一瞬も一瞬。少しでも間近で成長を感じたい。

だったらそのウン10年の中の半年くらい、自分のワガママを叶えさせてもらってもバチは当たらないだろう。

 

有難いことに職場の方も、冗談ですら「仕事が忙しくなるなー」なんて言わず「奥さんをサポートしてあげて」「育児を楽しんで」「ゆっくりして」と暖かい言葉をかけてくれて、本当に気が楽になりました。

 

僕がとったのはあくまでも『育児』休暇。『家事』休暇にならないように意識しながら、せっかくなので叶えることのできた夢の時間を精一杯堪能していきたいと思います。